Access 8699

三菱の新軽自動車「i」を見に行ってきました。
運良く試乗もできたのでインプレッションをまとめてみました。
すでにCMでおなじみですが、デザインと外観以外見えない部分も多いので普段聞けない部分を中心に進めていきます。

第一印象ですがすごく「大きい」です。
形や軽というイメージで考えてましたが、eKよりも大きくみえます。
カタログスペックで行くと、全長、全幅ともeKワゴンと同じW1,475mmxD3,395mmですが、全高は50mm高いH1,600mmとなっており立駐は無理なのかな?(カタログには駐車場に関しては何も書いていませんでした。)
実際にはたった5cmですが、そのフォルムのせいか大きく感じます。

iの特徴が一番集約されたフロント周りです。
フレームそのものにラジエター等の機能部品を組み込むことで大幅に体積を減らすと同時に軽量化を計ったFEM(フロントエンドモジュール)を採用することで、フロントのクラッシュゾーンをこれまでのものよりも大きく取ることができるそうです。

フロントコンビネーションランプ。
最上位グレードにはディスチャージヘッドランプを標準装備しています。
eKスポーツは最近になりディスチャージの設定がなくなったようですが、iにはまだあるようです。
両目あわせて22万5,000カンデラを越えると車検をパスできないんですが、最近のHIDは片目で20万カンデラ前後あるようですけどどうなんでしょうね。

フロントボンネット内部。
FEMにより各パーツが凝縮されたボンネット内部です。
思ったよりも隙間があり、メンテナンスは十分出来そうです。

これまで見てきた写真では気が付きませんでしたが、フロントウインドウの上部の丸い部分はガラスではなく黒いパーツがルーフについています(ちっとがっかり)。

フェンダーのウインカーはeKのものと同じものが付いています。
今度はちゃーんとクリアウィンカーがオプションで用意されています(笑)。
私の声が伝わったかな?

 

フロントワイパーは2アーム1ブレードの変わった形で非常に長いブレードが付いているのと、ウォッシャー液の出口がブレードについています。
フロントウインドウの形状に合わせて、ふき取り面積が広くなるように工夫されているようですね。
見ている途中で気が付きましたが助手席のBピラー部分にプレートが付いてました(変わってますね)。
フロントバンパーはしっかりしてますが、リアバンパーはちゃんと止まってない感じで触るとぶるぶるします。
外観はディーラーオプションでフロント・リア・サイドのエクステンションが、クリアウインカー、ヘッドライトガーニッシュとテールランプガーニッシュなど最初から豊富です。
しかし、フロント周りは先日公開されたロアのSport-Tのエアロバンパーが良い感じです。
ロアのバンパーをつけてディーラーオプションを組めばなかなか良い仕上がりになりそうです(でもリアスポイラーは無い方がカッコイイ)。

シートに座った感じはeKのように立ったポジションではなくて乗用に近いポジションです。
ステアリングがぐっと前に出ていて、ペダル類がぐっと奥になっています(スポーツ走行できますよ!)。
シートが普通のセパレートなので若干狭く感じますが、ドアミラー前のデルタガラスがあるおかげか視界が非常に広く狭さを感じさせません。
室内寸法は高さがeKと比べ30mm低いですが、幅は50mm広くなっているので本当は広いはずですが、ベンチシートでない分着座位置の自由が利かないのが狭く感じさせる理由でしょう。
そのフォルムもさることながらeKとまったく違うのが馬力こそ同じですがリアにマウントされたアルミブロックを採用した新エンジンと大きく延長されたホイールベースでしょうか。
ホイールベースはeKよりも210mm長くなり、フロントは事故=自走不能と言えるくらいタイヤがバンパーのすぐ裏にまで来ていますし、リヤもおそらく事故になった場合はエンジンにダメージは必須でしょう。
またタイヤは前後15インチを採用しロングホイールベースと相まって乗用並みの安定性を作り出しています。
良く見るとフロントとリアのタイヤサイズが違っていて、フロントが145/65R15、リアが175/55R15となっています。それにあわせるように前後のトレッドも異なりフロントが1,310mm、リアが1,270mmとなっています。
以前4WDの場合は前後左右全て同じタイヤサイズじゃないと壊れると聞いたことがありますが、ガセビアだったようで(笑)。
ブレーキはフロントは13inchディスク、リアはドラムとちょっと中途半端です。

実際に試乗した感想ですが、ほとんど乗用といって良いフィーリングで、ストレス無く楽に流れに乗ることが出来ます。
雪道の試乗でしたが、非常に安定していて路面の影響を受けずらい印象でした。
メーターは中心にデジタルのスピードメーター、周りにアナログのタコメーターが配置されてますが、試乗は夜だったのでスピードメーターの明るさでタコメータがほとんど見えませんでした(このへんは改良の余地ありでしょうか)。

エンジン音はekより静か。
パワーがあるためあまりアクセルを踏む必要がないからかもしれませんがeKのそれよりはずっと静かでした。
eKスポーツに乗ったことは無いのですが、営業マンの方に聞くとeKスポーツよりはマイルドだそうです。
正直無理してでもeKスポーツを買うんだった…と後悔してしまいました。

エンジンはDOHC 12バルブMIVEC搭載で9.6kg・m/3,000rpmとeKスポーツよりは若干ですがパワーアップされています。
またエンジンはそこに納めるには大きい感じで、タイヤとタイヤハウスの間から思いっきり見えていました(雨や雪の影響がどれくらいなのか気になります )。
外装で特徴的なのは運転席側後部についている丸いあなで、ここがエアインテークになります。
雪が降るこちらではちょっと気になる位置ですが、問題ないんでしょうかね。
ラゲッジルームの底板をはがすとエンジンカバーがありそれをさらにめくるとエンジンが現れます。
エンジンを見ている間カバーを手で押えていなければならず、メンテナンスは大変そうです。
この辺はちょっと配慮不足を感じました。
このエンジンカバーのためかラゲッジルームはeKよりは奥行きが200mmほど広く荷物は詰めますが、エンジンマウントの関係から、位置が高く物が積みにくくなっています。

内装はちょっと安っぽい感じがします。
特にドアパネルは色のせいでしょうか非常にプラスチックしています。
ドアノブそばにロックスイッチが来てじゃまくさい出っ張りが取れました。
内装のカラーはベースがグレーで黒と赤が選べるのですが、そのうちブラック内装が出そうですね(その場合は間違いなく赤をおすすめします)。
以前あった運転席のドリンクホルダーやミニゴミ箱といったものは無く、収納できる備え付のドリンクホルダーが2つと小物入れ、それに大きいグローブボックス。
しっかりセンターコンソールに組み込まれているオーディオですが、好きなものをつけられるオプションも用意はされていますが、かなり前面に出てきますので好みが分かれそうです。
ティッシュをさかさまに入れて取り出せるようにしてあるインパネシークレットボックスは良いですね。
また標準では灰皿が無くディーラーオプションとなります(おそらく小物入れとトレードインになるのでしょう)。
短めのシフトノブ。
このシフトは慣れないと使いずらそうですが、ロックアップ式のATなので走りは良いですよ。
ディーラーオプションで3連メーター(ブースト・ボルト・オイルテンプ)やピラーメーター(ブースト計)やMOMOのシフトノブやブレーキノブ、ウインカー付きドアミラーカバーなどユーザーが後付するようなオプションも豊富に用意されています。
フロントウインドの半分くらいはダッシュボードが見えます。
クラッシュゾーンの確保とショートノーズのため室内にかなり入り込んでますが、視界を妨げることはありません。
手前すみに見えるのはツイータです。
eKのようにダッシュボードにはスピーカは無く、前後ドアに埋め込まれています。
eKのスピーカーは評判よく無かったんですね。

ざっと「i」のインプレッションでしたがいかがでしょうか。
eK高く買ってくれるなら乗換ようかなと思わせる1台です。